DewesoftX3は、車両データを解析および検査するためのいくつかの標準車両インタフェースをサポートしています。
今回、新しくサポートされた機能は以下になります。
SENT
SENT(Single Edge Nibble Transmission)は車両用通信ネットワークでセンサ信号をECUに取り込む場合に使用されます。 各種車両用センサはSENT通信方式が増えてきており、 さまざまな情報と一緒に計測するシーンが増えています。 SENTはパルス幅を正確に計測する必要があるため、DEWESoft製品への入力はカウンタ入力を使用します。
RAM値測定
ECUの制御アルゴリズム変数をモニタリングしアナログ信号やCCPデータ、SENT信号と同時計測して比較できます。 RAM値の計測はDTSインサイト社のRAMScopeと組み合わせて、ECP on Ethernetで収録ソフトウェアのDEWESoftに取り込みます。
CAN 生データアナライザ
Raw Data Analyzerを使用すると、生の(デコードされていない)CANトラフィック内の特定の信号を検索できます。 通常、CANバスに含まれるすべての信号がDBCファイル内で明示的に定義されているわけではなく、どのメッセージまたはメッセージの一部に、特定の信号に関する情報(車のハンドル位置など)が含まれているかを見つけるのに非常に時間がかかる場合があります。 信号の識別は、どのCANメッセージとそれぞれの部分が他のメッセージよりもアクティブであるかを監視し、それらのアクティビティに基づいてソートすることによって簡単に実現できます。
CAN FD
近年、自動車アプリケーションでの測定帯域幅が急速に増加しています。 そのため車両メーカはCAN FDを導入しています。 CAN FDは、車両の測定センサ数を増やして使用でき、通常のCAN2.0(1Mbpsに制限されている)よりも高速です。
アナログ,デジタル,ビデオ, GPSなどの他のソースと同期しCAN FDデータを収録
CAN,OBDⅡデータ収録
収録したデータは波形表示,メータ表示,デジタル表示等で再生できます。設定画面ではメッセージを2進と16進で確認も可能です。メッセージ,チャネル情報はdbcファイルから読み取ることが可能です。
DEWESoftはダイアグノシス規格(OBD2)に対応したDプラグインソフトを有しています。CANBusを搭載した当社システムと専用ケーブルでOBD2コネクタに接続するだけで簡単に回転数,速度,点火タイミング,スロットルポジション,吸気温度などさまざまな車両信号とアナログ信号を同期収録することができます。
本ソフトは車両CANバスラインに重複しているOBDのIDを読み取ります。
車両CANバスにOBDデータがない車両には対応していません。
CAN Bus出力機能
アナログ信号,CANバス信号,演算等の信号を任意のIDを付加してCANバスコネクタより出力が可能です。 リアルタイムで演算しながら出力しますので約100msのディレイが発生します。 CAN Bus入力と出力設定は、Tx(出力)とRx(入力)のボタンを選択し切り換えることで実行可能です。
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