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分散型計測システム Q.シリーズ

世界トップクラスのハードウェアの性能はもちろん、厳しい環境での使用に特化した堅牢で長く持ち続けられるハードウェア設計が特長です。また、分散型モジュールによる配線の簡素化はノイズに強く、離れた場所からも簡単に計測データが得られます。



Q.シリーズ-制御システム

データフロー
制御システム用ソフトウェア

■ガントナー社ソフトウェア

test.con Studio(ライセンスフリー)

ブロックダイアグラムを用いてグラフィカルプログラミングを行うガントナー社のライセンスフリーソフトウェアです。
コマンド入力などのプログラミング言語に関する知識がなくても、ワークシートの上にライブラリ(ファクションブロック)を配置してコンポーネント接続するだけで簡単な制御システム用アプリケーション作成を可能にします。
また、アプリケーションの操作にヒューマンマシーンインタフェース(HMI)を使用することで操作性が向上し、システム全体の状態確認も容易になります。

一方、モジュールとコントローラの設定にtest.commanderを使用するため、別途のユーザアプリケーションは必要ありません。

test.con Runtime(オプション)

test.con Studioで作成したユーザアプリケーションをパソコンに表示・操作するためのWindows用ソフトウェアです。
計測・制御作業をシミュレートするロジックビューから実行され、コントローラの内蔵ディスプレイに表示されるアプリケーションをパソコン上の大画面で表示できます。

test.con Studioと常に連係されていますが、単独で実行可能です。
また、本ソフトウェアはディスプレイのないPAC機能付きコントローラ用のプログラミング制御,視覚化ソリューションに使用できます。

test.conが使用可能なコントローラ(Tバージョン※)

コントローラ名 型式
station Q.station T, Q.station DT, Q.brixx station T, Q.raxx station T

※Tバージョン:コントローラ型式の最後に「T」が付加されているタイプ

制御システムの用例と特長

電力計測アプリケーションの例

test.con Studioシステムカーネル

test.con Studioには「RTカーネル(リアルタイムカーネル)」と「USカーネル(ユーザスペースカーネル)」といった2つのプロジェクトがあります。
各プロジェクトは独立して実行されますが、バーチャル入出力を経由すると相互通信も可能です。

■RTカーネル

RTカーネルはLinuxのマイクロカーネルで動作し、最大10kHzのサンプリングレートを実現します。
test.commanderのSystem cycle frequencyを変更することにより、このサンプリングレートの変更が可能です。

※但し、LinuxAPIへのアクセス権限はありません。

■USカーネル

USカーネルはLinuxのユーザ空間で動作し、HMIの構成を含むディスプレイのプログラミングが可能です。
また、LinuxAPIやSQLデータベースへのアクセス権限があります。

システム構成例


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