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衝撃応答スペクトル

SRS解析ソリューション

機械的衝撃パルスは多くの場合、衝撃応答スペクトルの観点から解析されます。 衝撃応答スペクトルは、衝撃パルスが独立した単一自由度システム(single-degree-of-freedom systems)の配列への基本入力として適用されることを前提としています。SDOFシステムは、各システムが独自の固有振動数を持つことを前提としています。

衝撃応答スペクトル(SRS)とは

衝撃応答スペクトル(SRS)とは、過渡加速度パルスが構造物を損傷する可能性をグラフ化したものです。 横軸は仮想の単一自由度(SDOF)の固有振動数を示し、縦軸は衝撃入力の結果としてこのSDOFが受けるピーク加速度を示します。

衝撃応答スペクトルは衝撃パルスの潜在的な損傷を推定したり、テストレベルの仕様を決定したりするのに便利なツールです。

衝撃応答スペクトルは、加速度時刻歴に基づいて計算された関数です。加速度時刻歴を単一自由度(SDOF)システムのアレイに加振として適用します。各システムは、基本入力に対して質量負荷の影響を及ぼさないと想定されています。

衝撃応答スペクトル (SRS) の解析と計算

  • 開始周波数と終了周波数:周波数スペクトルの計算範囲を定義。上限はサンプルレートの 1/2 に設定
  • 速度DCフィルタ:計算された時間信号のDC成分を除去
  • DCオフセットの除去:入力時間信号のDC成分を除去
  • ノイズフロア:入力時間信号のノイズフロアを計算
  • 周波数分割(オクターブ):計算された時間信号のDC成分を除去
  • 減衰/品質係数:減衰係数が異なると、同じ衝撃波形でも異なるSRSが生成される。ダンピングがゼロの場合は最大応答が得られ、ダンピングが非常に高い場合は水平線が生成される

SRS出力チャネル

すべての出力チャネルで加速度,速度,変位が計算されます。
出力チャネルは以下の通り

  • 絶対最大値(計測全体):複合/最大値(両インスタンスの最悪の場合の極値)。絶対最大値に対する複合衝撃応答が最大値
  • 最大値(計測全体):複合/最大値(両インスタンスの最悪の場合の極値)。絶対最大値に対する複合衝撃応答が最大値
  • 最小値(計測全体):複合/最大値(両インスタンスの最悪の場合の極値)。絶対最大値に対する複合衝撃応答が最大値
  • 衝撃時の絶対最大値:プライマリ(強制応答,衝撃時の計算)
  • 衝撃時の最大値:プライマリ(強制応答,衝撃時の計算)
  • 衝撃時の最小値:プライマリ(強制応答,衝撃時の計算)
  • 絶対最大余震:残留(自由振動,衝撃後の計算)
  • 最大余震: 残留(自由振動,衝撃後の計算)
  • 最小余震: 残留(自由振動,衝撃後の計算)

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